日本人なら知っておくべき日本建国神話を漫画でわかりやすく教えてくれる最新作
古事記は、日本最古の歴史書であり、日本の神々の物語が記されています。しかし、古語で書かれており、難解な内容も多いため、手を出しにくいという人も多いのではないでしょうか。
そこで、古事記を”エモい”イラストで描いた新しいマンガがありましたので、購入レビューです!
「マンガ古事記 イザナキとイザナミ 日本を産んだ神様夫婦はラブラブだったのですが。」は、そのタイトルからもわかるように、古事記の物語を”現代風のイラスト”で”ストーリーもシンプルにわかりやすく”入門書として非常に入りやすい本となっています。
特に、子どもさんへの入門書としては最適だと思います!
また、他の古事記の漫画を読んだ方にとっても、少し雰囲気が違いますので、改めて古事記を読んでみるという意味でもおすすめです。
- マンガでストーリーがわかりやすい
- イラストがかわいくて、読みやすい
- イラスト以外でも文章での説明もあり、古事記の全体的な背景や知識が学べる
作品について
この本を読むことで、日本という国の建国の成り立ちがわかりますので、読んだあとには”外国の方に日本の歴史のことを聞かれた場合”にもスマートな対応ができるようになれます、きっと♪
日本人ならば、一度は読んでおきたい一冊です。子どもさんにもおすすめです!
タイトル | マンガ古事記 イザナキとイザナミ |
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原案 漫画 | 小野寺 優 駒 碧 |
出版社 | KADOKAWA |
発売日 | 2023年2月22日 |
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おすすめポイント
おすすめ度:★★★★
- 日本人ならば学校の授業などで誰もが一度は聞いたことのある本のタイトル「古事記」ですが、その内容を詳しく話せる人って意外と少ないのではないかと思います。※試しに周りの友人などに聞いてみてください。
勉強と思って読もうとすると難しいですが、漫画だとスラスラ読んでしまえます。「神話」がメインであるため、物語やキャラクターがとても奥深くて面白いです。 - ファミコンとかゲームが好きな世代や漫画が好きだった方なら何度も聞いたことのあるキャラクター名や武器の名前など(ヤマトタケル、くさなぎのつるぎ、ヤマタノオロチ、イザナギ、イザナミなど)、その原点が知れるというのは興味ないですか?? 意外と知らなかったり勘違いしていたりする内容もあるので、一度読んでみるのをおすすめします。
※イザナミの闇落ちエンドとか、スサノオのダメダメっぷりとか面白いです(笑) - 私的な「古事記」と、公的な「日本書紀」なんて情報はご存知でしたか?
古事記は”国内に向けた天皇の権威づけを目的としている”ため、天皇と神々の血縁を明らかにすることに重きを置いている物語だそうです。そして日本書紀は、様々な学者などが関わり”国外に向けて日本という国の正当性を主張するもの”であるため、書いてある内容も”政権に都合の悪いものは省かれていたり”するようで、それはそれで面白そうではありますが、学者さんたちが書いたとあれば、それだけでちょっと小難しそうな印象を受けますね。 - 「日本という国の成り立ち」について書かれている物語であり、「日本は世界で一番永く続いている国」としてギネス認定もされています。『建国2682年』だそうです。
ちなみに、2位はデンマークの約1000年、イギリスは950年程度、アメリカは240年程度とのこと。
なので、「建国神話」が根拠となって国が形作られていますので、日本人ならばやはり「古事記」や「日本書紀」について知っていて損は無いのかなと私は思います。 - この本は、ぜひ子どもたちに読ませて欲しい一冊でもあります。授業でもここまで細かく習わないため、将来的にグローバルな活動を行っていくであろう子どもたちにはおすすめしたいですね。
以上から、この本は「子どもさんへのプレゼント」としても大変良いものと考えます!
実際に私は自分の娘たちにプレゼントしまして、私の祖父母よりも”詳しく日本の起源”について話ができるようになっております。

まとめ
評価は『星4つ』
自分の勉強のために買っても良し、子どもへのプレゼントに買っても良し、古事記の中身を知らない人なら、是非一度読んでみて欲しい本です!
古事記を知るためには非常に入りやすい1冊となっています。価格的にも漫画本の値段なので手にしやすいと思います。是非!
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